今夜は赤ワインを呑んで、いい気分のタマちゃんですよ、っと。
まぁ、もう6時間くらい前に飲んだので、アルコールは既に感じませんが。
かき氷も食べたし。
最近は、KSSKとかKSSRがBACK in USSRなことばかり考えています。
ロシアがソ連に戻ったらええねん、とか、そんなことじゃないですよ。
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たまにはサロンワークのお話しを。
少し前の縮毛矯正施術です。
1~2年?
実は、僕の中で、あまり成功とは言えない仕上がりでした。
ですが、ちゃんと考えてる美容師が、縮毛矯正をするときにどんなことを考えているのか。
それをお伝えするいい機会だと思ってアップします。
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薬剤の切り替え過渡期だったこともあり、
かつ、還元剤のパワーをどんどん落とし、髪への負担を少なくすることに躍起になってた時期ですね。
元々、クセの新生部は根元12cmくらい。
その先は既矯正部です。
根元はしっかり伸ばせてます。
が、既にストレートな部分とのつなぎが甘い。
「つなぎ」というのは、、、
・髪の伸びる速さは、一本一本、まちまちですから、月に1cmといっても、一年で、10cmだったり14cmだったり。
その曖昧な境界線の、ドコまで薬剤をつけるか。
・矯正は、一度伸ばしても、健康毛であるほどに、またクセが戻ってくることがあります。
これ自体は悪いことじゃなくて。
だって、それって、まだ髪の健康が残ってるってこと。
完全に殺しちゃってマッスグにしたら、クセの戻りはありません。
が、そこはパーマもあたらない、髪が髪じゃない、変性したタンパク質で構成された物質。
半年、一年と、経過した時に、ボロボロになります。
だから、ノイズシェーンでは、カウンセリングで、将来なりたいスタイルによっては、しっかり目に伸ばしたり、いずれクセが戻るくらいの伸ばし具合にしたり、調整します。
その、クセの戻りのラインもまた、曖昧な境界線です。
そのドコまで薬剤をつけるか。
この二点がいわゆる「つなぎ」ですね。
当然ながら、その境界線よりも根元より、手前までしか塗布しなければ、つなぎのクセは伸びない。
先まで塗布し過ぎると、既矯正部がダメージします。
ノイズシェーン自慢の処理剤(トリートメント剤)《タマコン》を使えば、
発生ダメージもおさえられますから、思い切ってけっこう先までつけちゃえばOKなんですが。
(って、乱暴w)
処理剤を使わないなら、ダイレクトにパーマ剤の塗布の技量にかかってきます。
beforeをご覧頂くと、
その「つなぎ」の境界線が、非常に幅広い。
こんな髪は思い切って毛先近くまで薬剤を塗布しちゃったほうが、仕上がりは綺麗なんですが…。
僕にはそれができなかったです。
というか、この毛先は意外とダメージがあって。。。
根元はカラーもしてないバージン毛なんですけども。
ということで、薬剤塗布を、少し手前で止めちゃったという、反省な仕上がりでした。
もちろん、根元は根元用の矯正剤を使います。
毛先には毛先用に。
そして、境界線はそれらが重なるように塗布したり、
中間用の薬剤をまた別で作って塗布したりします。
もっと頑張ります。
そこから更に成長した仕事をお見せできるように!