ブリーチ毛なら、ブリーチ毛として扱えば、矯正はカンタンです。
ですけど、こんな髪。
根元プリンが新生毛2~3cm。
その先5cmくらいがカラー毛。
その先7cmくらいにカラー&ブリーチハイライト。
その先、ブリーチ。
そして、そのブリーチ部分にも未矯正部分があるから。
ブリーチ部分だけへの薬剤塗り分けは無理です。
最先端オートメショーン工業プラントで、機械とセンサーとコンピュータを駆使しないと無理。
じゃぁ、ちょっと機械を超えてやるか。
中の方もこんな感じ。
いつも通り、
reveでダメージ発生を抑え、
タマコンで補強。
r-stとプロポリス、各種オイル、で更に補強。
こういった、ダメージ混合毛こそ、pH移行ダブル還元という手法が活きてきます。
・髪の表面(キューティクルなど)はアルカリで損傷する。
・クセを伸ばすくらい薬剤を効かせるにはアルカリが必要。
という矯正の前提条件があります。
また、ダメージ毛ほど、アルカリに弱い。
同じ強さのアルカリ剤を乗せると、ブリーチなど損傷が大きい部分から、とろけて行きます。
なので、機械とセンサーとコンピュータを使った、ミリ単位の薬剤塗り分け力が必要なんです。
よしじゃぁ、機械を超えてやるか。
↓
毛先も
pH移行ダブル還元とは、
通常のアルカリ矯正剤と、
最近話題の酸性矯正剤(スピエラなど)を併用すること。
これ、混ぜちゃってもそこそこの効果はあるんですが、
ヘタするとどっちつかずの中途半端な薬剤になってしまいがちで、
『ちょっと傷むし、クセもあんまり。』みたいな仕上がりになったり。
そこで、
①酸性薬剤で、全体を優しく還元(クセをほどくこと)。
②その後、アルカリ薬剤でしっかり還元。
この時、②のアルカリが、①の酸で緩和され、髪への負担が少なく済みます。
酸とアルカリのパワーが同じ場合、
1:1で混ぜれば中性になります。
酸が多ければ酸性、逆ならアルカリ性に。
ダメージ混合毛に①酸性を塗布した状態だと、ベースが酸性なので、
ダメージ部分に②のアルカリが少量ついたところで、ベースの酸性の方が多いので、
弱酸性程度にとどまってくれるので、大きく損傷しないんです。
クセをシッカリ伸ばしたいところは②のアルカリを多く塗布すれば、その部分はアルカリ
の方が多くなり、結果として①+②の薬剤パワーが強くなり、クセはシッカリ伸びます。
この、②の塗布量でパワーのコントロールがし易いというのも、pH移行ダブル還元の強み。
機械並みの正確な薬剤塗り分け力がなくても、なんとかなるんです。
(´∀`*)ウフフ
'`,、('∀`) '`,、